コア・トランスフォーメーションができるまで３−言語パターンからの流れ｜ NLP コア・トランスフォーメーション 公式サイト NLPセラピー

言語パターンからの流れ:

私をコア・トランスフォーメーション・プロセスに導いたもう一つの流れは、言語パターンです。

私は言語パターン、特にいわゆる「メタモデル・V」と「対話による変化」に取り組んでおり、
それを教えることをいつも楽しんできました。
（ ここで、まだよくご存知でない方たちのためにご説明しましょう）

メタモデル・Vは、変化のための方法というよりはむしろトレーニング形式の一つで、
ごく簡単に言うと次のようになります。

まず、「聞き手」が対話の中で最初に言いたいことを考え、これを書き留めます（口には出しません）。
次に、この書き留めた文に含まれるあらゆる前提と、 クライアントの体験が変わっていくと思える
方向を探ります。

聞き手は、よりよい前提などを加えて冒頭の文を書き換えながら、この文を練り上げていきます。
最後にこの文を口に出して言い、クライアントはそれに対して一つの文で答えます。

そしてまたこれを書き留め、あらゆる前提を列記します。
こうして対話をゆっくりと進めることで、対話を非常に意図的なものにすることができ、
わずか２～３の言葉からかなり多くのことを探り出すことができます。

私たちの理解するところでは、メタモデル・Vというトレーニング形式は、リチャード・バンドラー
によりクライアントとのセッションから作り出されたものです。

このトレーニング形式では、目の前にいる人が変化するためのその人固有の道を（できれば）
見つけられるように、様々な前提を取り上げていきます。特別なプロセスを用いるわけではありません。

この体験を積み重ねていくと
「耳から煙が出るような」反応　―限られた前提が解消するときに起きる傾向がある―
を目指すようになります。

私が今ご説明したのは、ごく短い形のメタモデル・Vです。

私がこれを公開デモンストレーションとして行った例が、
NLPコンプリヘンシブ（NLPのトレーニング・センター）にある高度言語パターンオーディオCDセットにいくつか収録されています。

このCDセットの最後には、私が1～2回の学会発表で聴衆から志願者を募って一人ずつ順番に
「対話による変化」を行っていく様子が収められています。

もう一つ、関連する部分があります。

元来のスライトオブマウス（言葉の魔術師）（SOM）パターンには含まれていないパターンを
いくつか加えたという点です（元来のスライトオブマウス・パターンは、リチャード・バンドラーの活動をロバート・ディルツがモデリングしたことから始まりました）。

とりわけ注目していただきたいのは、「前提の逆転」、
そして「因果関係の逆転」と私たちが呼ぶパターンが追加されている点です。

私たちは、対話による変化についての私のデモンストレーションをモデリングすることにより、
これらのパターンを得ました。私のデモンストレーションの中で、私がよく、元のSOMセットには
含まれていないものの非常に強力なパターンをいくつか使っていたことに気付いたのです。

私はまた、対話をより容易に多くの人たちの変化につなげるための「言語パターンフローチャート」の作成に最善を尽くしました。このフローチャートは、どのようにすれば体系的に、かつ対話によってアウトカム（または問題）から完全な変化まで進むことができるのかを、非常に一般的な方法でまとめたものです（このフローチャートも高度言語パターンセットに含まれており、NLPコンプリヘンシブから入手できます）。

このような背景の下、NLP コア・トランスフォーメーション・プロセスが生まれました。