コア・トランスフォーメーションとは コア・トランスフォーメーションができるまでプロセスはどのように立ち上がったか コニレイ・アンドレアス

NLPからの流れ

NLP コア・トランスフォーメーション・プロセスそのものにつながる主な流れは、NLPから発しています。その一つはパート・モデルであり、もう一つとして、言語モデル、すなわち前提と言語パターンが挙げられます。

パート・モデル:

パート・モデル・・・私の興味はいつもこのモデルに惹き付けられてきました。


パート・モデルは、6ステップリフレーミングという手法、
そして複数のパート/対立するパートの統合によって成立しています。
6ステップリフレーミング手法を開発したジョン・グリンダーを私は賞賛します。

彼はこう言います。
「教えるのにうんざりすると自分の無意識部分がそれに抵抗する。
だから、無意識部分が自分に代わって教えるように、無意識部分をプログラミングしたのだ」。

6ステップリフレーミングの背後にある主な概念、すなわち、肯定的意図を見つけるという概念は
バージニア・サティアの功績によるものです。彼女はこれを家族療法として行ったほか、
一個人の内部のパートを明らかにして統合するための「パート・パーティ」も行いました。

また、ジョンとリチャードは、彼女の活動や、パールズとエリクソンの活動を研究して
独自のパート・モデル形式を開発しました。


ビジュアル・スカッシュ(両手を使って複数のパート/反対するパートを統合するための分かりやすい方法)を開発したのもリチャードとジョンだと考えられます。

これは、ビジュアル・スカッシュが『魔術の構造』第・U巻(86~88頁)に記載されていること、
および『王子さまになったカエル』(129~135頁)をまとめるにあたってスティーブに提供した、
彼らの早期のセミナーの録音テープに収録されていることによります。


私個人には、アンカリング効果に基づく手法よりも、パート手法の方が効き目がありました。

ごく早い時期に私自身がパート・ワークを実行したとき、私は直感的に、教えられていたよりも
高いレベルの肯定的意図に向かうところから始めました。

ただ単にそのほうがいいと感じたからなのですが、このことは私がビジュアル・スカッシュによる
パート統合を教えていたときにもよくクライアントに勧めました。


かつてロバート・ディルツがコロラドに来て、ビジュアル・スカッシュのデモンストレーションを
行った ときのことを思い出します(ビジュアル・スカッシュは、2つの対立するパートを探し、
それを見つけたらそれぞれの手にそのパートを取り出して2つのパートにその肯定的意図を
互いに尋ね合ってもらい、お互いが自分にとって大切な、重要な存在であることを確認したら、
両手を近づけて統合するという方法です)。

ロバートはそれぞれのパートを肯定的意図のレベルまで引き上げてから、
統合についての交渉を始めました。

2つの対立するパートは互いに大きく意見が対立していますから、長い時間がかかりました。
内容はよく覚えていませんが、一方のパートは懸命に働いて成功したい、もう一方のパートは
無理せずのんびりして楽しく過ごしたい、という感じだったと思います。

人生を楽しみたいほうのパートは成功など気にせず、他方のパートに関与したくないと思っていました。
逆も同じです。ロバートは両方のパートを非常にうまくリフレーミングしたため、最終的には2つのパートは進んで統合しました。見ていたすべての人たちが、彼の交渉スキル、難しい状況から得た解決などから多くのことを学び、非常に感銘を受けました。

これについて後日、スティーブが意見を述べたとき、私はこう言ったものです。
『ええ、確かにうまくいったけれど、メタ・アウトカムを得るのにどちらのパートもレベルを1つ、
もしかしたら2つ上のレベルにしてさえいれば、あんな交渉ワークは必要なかったはずよ、
ほぼ間違いなく。そうすれば苦労しなくても、反対意見は消滅していたでしょうね』。

私は自分自身で多くの人たちに何度もそれを行っていたので、
その方法でうまくいくとはっきりと分かっていたのです。私が実行し、教えていたパート統合は、
NLP分野で一般に教えられるものとは少し違っていたことを、私はそのとき認識しました。


私は、ロバート・ディルツを、一人の人間として、またトレーナーとしても深く尊敬していることを
背景に、このように書いています。

彼は、私/私たちの早い時期からのNLPの指導者の一人であり、
また私たちは彼の最初の後援者でもあります。

私たちはまだNLPが草分け期であった1978年、私たちの地下室でトレーニングをしてもらうよう彼に要請したものです。彼からは非常に多くを学びました。彼は、NLPそして私個人にも多大に貢献してくださり、今もその貢献が続いていることは明らかです。

私たちのようなことを、日本のことわざでは「三人寄れば文殊の知恵」といいます。
私たちの誰もが、それぞれに何か役立つものを持っているのです。

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