
心の傷を癒すことや、人生の目的を達成すること、人間的成長のために、あなたが改善
したい、否定したいと思う習慣・行動や感情と向き合い、自分自身の存在の深みに辿り着く
「旅」のこと。
この旅のことを「コア・トランスフォーメーションプロセス」と呼びます。
アファメーションやポジティブシンキングなどは、外側から変化させていくものですが、
コア・トランスフォーメーションプロセスは、内側から働きかける方法です。
あなたの改善したい感情や行動、心の傷を根本から急速に変化させていくのです。
コニリー・アンドレアス、タマラ・アンドレアスの共著、
「コア・トランスフォーメーション-癒しと自己変革のための10のステップ-」の中では、
以下のように記されています。
『コア・トランスフォーメーションは、アファメーションでもポジティブシンキングでもありません。
わたしたちはこれまで、自分の意志の力だけで問題を乗り越えることができると考え、
努力してきました。
つまり単に、問題がないふりをしたり、そう感じるふりをしたり、必ず良くなってみせると
何度も自分に言い聞かせたりしてきたのです。
これらはすべて外側から自分にアプローチする方法で、問題の本質には目を
向けないまま、表面だけを変えようとするものです。
しかしこれでは骨折を治そうとしてアスピリンを飲むようなものです。
一時は楽になるかもしれませんが、骨の方をなんとかしなければ、束の間しか楽な気分
にはなれません。
一方コア・トランスフォーメーション・プロセスは、内側から働きかける方法です。
この方法は、段階を踏んで、好ましくない行動や感情、反応を、いとも簡単に急速に
変えてくれます。
同時にコア・トランスフォーメーション(内面のコアの部分が変容すること)を体験する
ことによって、健全で幸せな状態が自然に感じられるようになります。 』
コア・トランスフォーメーションセミナー、または著書の中で呼ばれている「コアセルフ」とは、
古今東西にわたって普遍的に知られている概念です。
その呼び方は様々ですが、例えば「内なる本質」、「最高の可能性」、「自己実現」、
「真我(真実の自己)」、「ハイヤーセルフ」、「内なる神」、「魂」などと呼ばれる概念です。
次のようなとき、私たちは根源的自己から行動しているといえるでしょう。
根源的自己についての以上の説明は、ほとんどに人にあてはまりますが、体験を語る
ときに使う言葉は、人によってかなり異なります。
上記の説明を100%理解できているかは、わからなくても問題はありません。
なぜならコア・トランスフォーメーション・プロセスによって、
あなた自身の「根源的自己」に触れることができるからです。
無意識についての見解は様々ですが、コニリー・アンドレアスは、無意識についてとりあえずは
「私たちが意識していないすべてのこと」を、大きな解釈としています。
例えば人間が呼吸をすることや、歩くために筋肉を使うこと。
これらは無意識に行われる膨大な量の行動の一部ですが、無意識の行動の大部分は、適切で
有益なものです。
しかし、考え事をしていてうっかり電車を乗り過ごしてしまったり、止めようと思っていてもなかなか
止められない悪習慣などのように、無意識の行動の中には役に立たないものもあります。
止めたいと思う習慣も、始めのうちは意識的に行っていたことです。
しかしそれが繰り返されるうちに、いつの間にか無意識のレベルにまで行動が刷り込まれていき、
気がつくとその行動を行っている、ということになるのです。
気がつくと行っているという無意識的な行動は、意識的に「止める」と決心したとしても、自動的に
行われていることなので、不可能に近いことです。
これを変えるには、まずそれに関わっている部分にアクセスすることを学ばなければなりません。
そしてそれができた後で、どうやってその部分と仲良くなるかを学べばいいのです。
よく私たちは、一方で思っていることに対して、また一方では異なる考え方が沸き起こったり、
行動をしていることがあります。
例えば著書の中でも、
『 子供を怒鳴りつけたいと感じる一方で、辛抱強く優しい親になりたいと思うこともそうです。
心のどこかで恐れながら、べつの部分では機転がきいて自信を持ちたいと考えている
ときもあります。』
とあるように、無意識から湧き上がってくる、まるで別人のような感情や行動を感じ取った経験が
あるかと思います。
コア・トランスフォーメーション・プロセスでは、
「人間のどのような行動・感情・反応にも、ポジティブな目的がある」、という前提に立ち、
それぞれの感情や行動をパート(部分、一部)や、あるいは一面というように分けて考えるのです。
私たちの一部(一面)であるパートはすべて、自分自身のためになるポジティブな結果を望んで
います。このような考え方をすることによって、自分のパートについて理解しやすくなります。
そしてそれぞれのパートに対して、コア・トランスフォーメーション・プロセスを行っていくことで、
自分自身を統合することが可能になるのです。
著書の中で、開発者のコニリー・アンドレアスは以下のように記しています。
『 私たちの中にあるパートは、最初は外面的なもの-「保護」、「安全」、「尊敬」、「愛」、
「人から認められること」、「成功」- を欲しがるのですが、プロセスの中で問い続けると、
ある時点でどれも外的なものからもっと深いもの、内なるもの、根源的な状態を欲することに
移行するということでした。
この状態は、 -「宇宙とひとつになる」、「存在そのもの」、「安らぎの感覚」、
「あるがまま」、「愛」- など、いろいろな名前で呼ばれています。
私は、この強烈な状態を「コア・ステート」と呼ぶことにしました。
コア・ステートとは、私たちのパートが私たちのために願っている最も深い段階です。』
さらにコニリー・アンドレアスは、コア・ステートの5つのグループを教えてくれています。
1:ただ在ること(Being)
2:内なる安らぎ(Inner Peace)
3:愛(Love)
4:あるがままでだいじょうぶだという感覚(OKness)
5:宇宙との一体感(Oneness)
この5つのコア・ステートのグループを知っておくことで、プロセスを通じて、あなたが
コア・ステートに達したときに、「理解」がしやすくなるでしょう。
『コア・トランスフォーメーション・プロセスの開発者』
コニリー・アンドレアス(Ph.D.)は、3児の母親であると同時に、20年以上にわたってNLP分野の
リーダーであり、また新しいNLPを開発し続ける革新者でもあります。
彼女は、先駆的な功績であるコア・トランスフォーメーションを開発したこと、そして、
「高度言語パターン」、「タイムライン」、「苦悩の解決」、「恥という感情への対処」などの
分野に貢献したことでその名を知られています。
彼女は、共著者あるいは監修者として、
●『コア・トランスフォーメーション:癒しと自己変革のための10のステップ』
(タマラ・アンドレアスとの共著)
●『心の扉をひらく―神経言語プログラミング実践事例集』
(夫、スティーブ・アンドレアスとの共著)
など、国際的に絶賛された書籍やマニュアル9冊の発刊に携わっています。彼女の本や、
編集した本は、14カ国語に翻訳されています。
夫のスティーブ・アンドレアスと共に世界有数のNLPトレーニングセンターとして知られている、
「NLP Comprehensive」を創立。
2008年夏の日本でのセミナー開催を機に、タマラ・アンドレアスと共に、
「一般財団法人 日本コア・トランスフォーメイション協会」の名誉会長に就任。
タマラ・アンドレアス(M.M.)は、トランスフォーメーション・セミナーの国際的リーダーであり、
またワークショップの基盤である先駆的書物
『コア・トランスフォーメーション:癒しと自己変革のための10のステップ』の共著者でもあります。
現在、開発者のコニリーは、ワークショップを開催しておらず、タマラ・アンドレアスが中心となって、コア・トランスフォーメーションのトレーニングを開催しています。
また、NLPプラクティショナーおよびNLPマスター・プラクティショナーレベルからの、トレーニング
の依頼も多く、人気の高いNLPトレーナーとして日々活躍しています。
現在、彼女はコロラド州で夫と共に生活し、活動を続けています。
ミルトン・エリクソン(1901年~1980年)は、催眠療法家、精神科医、心理学者。
アメリカ臨床催眠学会の創始者で、初代会長も勤めています。
ミルトンモデルは、エリクソンの巧みな言語パターンを分析・体系化したスキルとされています。
「20世紀最大の心理療法家」として認められているエリクソンは、彼は、極めて重い身体障害に
悩まされ、特に17歳の時に目を除く全身が麻痺した事が、後に彼が独自の優れた心理療法を生み出すのに重大な影響を及ぼしたと言われています。
全身麻痺となった彼は回復するまで、彼の周囲にあるあらゆる物や人を観察しました。
自分の家、そして家族を観察していったエリクソンは、赤ん坊が自力で歩くことを学ぶ過程の観察の中から、自分も同じようにすれば歩くことができるのではないかと、自らのリハビリテーションを考案します。
結果彼は実際に歩けるようになり、21歳から医学を学び始め、自分で心理療法を行い始めました。
彼の心理療法には、「短期間」「積極的介入」「催眠誘導」という3つの傑出した療法があり、多くのクライアントが効果的に治療されていくことに着目したのが、※ジョン・グリンダーとリチャード・バンドラーの2人、(NLPの開発者)です。
※ジョン・グリンダーとリチャード・バンドラーの2人は、エリクソンの他、当時効果的な療法を行うことで知られていた、フリッツ・パールズ、ヴァージニア・サティアの3人の手法を模倣・分析し、体系化していくことで、NLP(神経言語プログラミング)が開発されました。
私たちは、外界の情報を五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)を通して認識しています。
これら構成要素の事をNLP(神経言語プログラミング)では、サブモダリティー(従属要素)
と呼びます。
サブモダリティーには、大きく分けて視覚、聴覚、感覚があります。
視覚のサブモダリティー →明るさ、色、形、彩度、動き、距離、位置
聴覚のサブモダリティー →音の大きさ、音のスピード、音程、リズム、音の聞こえる位置
感覚のサブモダリティー →温度、湿度、圧力、感触、重さ
例えば楽しい、嬉しかった記憶には、温かく明るさを感じる傾向にあります。
辛かったり悲しいできごとを思い出せば、暗く冷たい感覚が付随する傾向があります。
このようにそれぞれの体験においてサブモダリティーの傾向が存在しているのです。
あなたが過去に何かにチャレンジし、成功した記憶の場合、明るさや暖かさを感じられるかもしれません。商談が失敗した記憶の場合、冷たさやモノクロの色などの暗い感じが感じられるかもしれません。
NLPでは、このような人間の記憶の傾向を利用して、それぞれの記憶の意味を変化させる事を
行います。
例えば、悲しい記憶であれば、それをモノクロにしたり、映像も音量も小さ変化させることで、
記憶に対する意味づけを変えていこうというものです。
NLP(神経言語プログラミング)のスキルであるサブモダリティーを利用して、楽しかった記憶は記憶を強くし、悲しかった記憶は記憶から遠ざける事が可能です。