素晴らしいセラピストでありながら教師としても活躍するレスリーを、私は非常に深く尊敬しています
(レスリーは、現在は活発な活動はしていません。ただし、レスリーの素晴らしいセラピー・デモンストレーションはNLPコンプリヘンシブのDVD−『持続する感情』と『未来を実現する』に収録されており、今でもそれを手本にすることができます。
また言うまでもなく彼女の著書『ソリューション』は今でも、この分野の最高水準の手引書となっています)。
レスリー・キャメロン・バンドラーの活動は、コア・トランスフォーメーションに関する私の活動とある程度並行するものであり、そのことに私は感謝の意を表したいと思います。
彼女が「絶対的な自己」と呼んでいるものが、ここでいうコア・トランスフォーメーションです。
私が最初にレスリーの方法を学んだのはメタ・シングルトンからで、それを知ったのは私がCT活動を開発してから少し後のNLP会議でのプレゼンテーションでのことです。
ですから私が知る限り、彼女の活動はCTの創出過程には影響していませんが、スティーブから類似点と相違点についての説明をここに含めるよう提案があったので、その点について記載します。
主な類似点は、レスリーの「絶対的な自己」にもCTのアウトカムチェーンに似た基準のチェーン
(一連の基準)があり、さらに「すべてを包含する基準」(そのように彼女が呼んでいたと思います)があります。
いくつかの面で、CTはより完全で深い変化をもたらす方法であると思うことから、私はCT活動の紹介を進めてきました。
1) 「絶対的な自己」(IS)の場合、「すべてを包含する基準」ではコア・ステートに達しないことがよくあり、よって変容の可能性も限られてきます(私の記憶によると、メタが提示した実例の半数はコア・ステートレベルに達していませんでした)。
CTワークの場合は、誘出法によって必ずコア・ステートレベルに達することでき、また達したときにそれが分かる具体的な基準もあります。
2) CTの誘出法は互いに関連性があります。誘出法ではアウトカムチェーンの中の各ステップに「踏み込む」ようにクライアントを誘導することにより、実際に深いコア・ステートに達しやすくなり、また一旦誘出されると、コア・ステートを容易に体験できるようになります。プレゼンテーションでは、ISワークはより概念的なものであり、クライアントは最後に体験を感じることなく終わっていました。
3) 一旦コア・ステートに達すると、CTはそれを活用してクライアントの体験を変容させるための方法をその場で提供しますが、ISワークにはそれがありませんでした。ISワークは、具体的な変化の方法がない誘出法として提示されていました。
4) ISでは、人の意識的な部分について質問することにより、その人の全人格の「すべてを包含する基準」を見つけようとしますが、CTの場合、働きかけるのは無意識部分に対してです。
これは、全人格に当てはまるたった一つの「基準チェーン」は、実は絶対にないのだという点を考慮してのものです。
通常は多数のパートがあり、それぞれのパートには、独自の固有の「基準チェーン」と固有で異なるコア・ステートがあります。
人生の様々な状況で生じる自分自身の中の各パートあるいは各側面に働きかけることで、私たちの本質である全体性や一体性の奥にある一層深い側面に達するための継続的な経路として、CTを活用することができるのです。
各パートは、一つの宝石に様々な面があるようにそれぞれにやや違う色合いや風合いをもっており、それぞれが有する独特の面が合わさって全体を構成するのです。