コア・トランスフォーメーションができるまで1−コア・トランスフォーメーションの発端:NLP コア・トランスフォーメーション 公式サイト/ NLP ( 神経言語プログラミング )

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"コア・トランスフォーメーションができるまで
プロセスはどのように立ち上がったのか"
謝辞と歴史 -1-

コニリー・アンドレアス

コア・トランスフォーメーションの発端

私が、コア・トランスフォーメーション・プロセスを探求する発端になったのは、
1979年にミルトン・エリクソンを訪ね、1週間滞在したときの経験です。

晩年のエリクソン博士は、その方針で、精神保健専門家のみを「訪問者」として受け入れていました。互いの理解が深まるにつれその理由が分かってきたのですが、博士は、残された時間を次世代の
カウンセラーやセラピストの支援に充てたいと望んでいたのです。


この「訪問者」たちは小さな1つのグループになり、1週間の間、エリクソン博士の元に滞在します。
そして、毎朝を彼の自宅事務所で小さい輪になって過ごし、クライアントについて博士が語る話に耳を傾けるのです。

セラピストである私の友人が、このような1週間への参加を申し込み、彼女の友人や同僚によるこの小さなグループに加わるよう、私をアリゾナ州フェニックスへ招いてくれました。


現地に到着したとき、非常に難しい個人的問題に取り組んでいた私に、過去に似たような問題でエリクソン博士の援助を受けていた私の友人が、博士にプライベートセッションをお願いするよう勧めてくれました。

私は「あの有名なエリクソン博士」ということで、かなり怖気づいたのですが、初日に現地で「はじめまして」と挨拶し、自己紹介したとき、私は勇気を奮い起こして、私に個人的セッションをして頂くようお願いしたのです。

博士は微笑み、うなずきながら「いいですよ」と言われたきりで、それ以上は何もおっしゃらず、向こうを向いてしまいました。どのように予約するのか、予約してからどうするのか、何の説明もありません。私は困り果ててしまいました。

全員が着席しました。エリクソン博士がその場を仕切っているのは明らかでしたから、私は何も質問しませんでした。ただ、プライベートセッションがいつになるのか、博士が知らせてくれるのを待っていました。

そんな中、午前中のグループセッション中のある時点で、博士は、微笑みながら、いきなりこう言われたのです。「もう誰とも一対一でセッションすることはできないんだよ。ライセンスの期限が切れたんだ」。

私の困惑は頂点に達しました!
博士は本当に私とのプライベートセッションを持ってくれるのかしら? でももしかしたら博士は私を、コミュニケーション相手として小グループでのデモンストレーションで使うつもりだったのかもしれない・・・こう考えると少し安心したので、博士が実際に誰かをトランスに誘導していくときは必ず、私も反応しようと最善を尽くしました。

時として博士は、その小さい輪で隣に座っている人に、トランス誘導を行うことに気が付きました。
そこで次の日、私は、確信をもって彼の隣に座ったのです。
しかし、博士は私にトランス誘導を行うことはありませんでした。もう少し離れて座ったその翌日、ようやく博士は私をコミュニケーション相手として使いました。

でも、大したことは何も起きなかったのです。私はまたすっかり失望してしまいました。こうして私は、毎日、新たな望みを抱いては失望することを繰り返していました。


そのうちに最終日を迎え、私は諦めました。
個人的に何かをしてもらえることはなさそうですが、この最後のセッションで博士が他の人たちに働きかけていることについて、できる限り多くを学ぶことはできるかもしれないと考えました。

そこで私は、トランス状態になろうとはせず、覚醒状態を維持し、博士が他の人たちに働きかけるために利用しているアナログ・マーキングなどを注意して観察していました。グループの中には知っている人もいたので、注意して見ていると、その意味がよく分かったのです。

午前中、1時間ちょっと経った頃でしょうか、そこに座っていた私は突然、まったく別の人間になっていました。そう説明するよりほかに、そのときの状態を言い表す方法がありません。

ほんの数秒で、私は突然、今まで感じたことがないような気持ちになったのです。
今でも、それをどんな言葉で表したらいいのか分かりません・・・振り返ってみると、至福感を感じ、
何が起きても私は大丈夫、どのような問題があっても物事はうまく行くのだと心の中で分かった、
という感じです。

このことを、これほど完全な形で感じたことはこれまでにありませんでした。
円の向こう側に座っていた紫色のパジャマを着た男性がこれと何か関係があるのかと考えましたが、どのように関係があるのかはまったく分かりませんでした。

このとき、エリクソン博士は私を真っ直ぐに見て、あのゆっくりとしたリズミカルな声でこう言ったのです。『あなたの無意識部分が、たった今、重要な決定を下したところですね』
(そのとおり、それは余りにも明らかなことでした ― 博士はこのことと何か関係があるだけでなく、いつ効き目が現れるかも正確に分かっていたのです)。

そして、まさに私が思っていたとおりのことを博士は続けました『でも、それが何なのか、あなたには分からないでしょう』。

人生における大きな問題を抱え、それにずっと悩んでいたことを思い出しはしましたが、どうしたらいいのか、この状況をどう解決すればいいのか、その糸口がまだつかめていないことは確かでした。

でも何となく、物事はうまく行くだろうということが分かったのです。
『博士にセッションしてもらわなければならない何かがあるのかどうか、分からなくなった 
― もう、プライベートセッションは必要ないかもしれない・・・』
という考えが私の心の中をよぎりました。

ちょうどそのとき、博士は次のように言ったのです。
『まだ私との個人的セッションが必要だと思いますか?』

私は答えました。『いえ、もう必要ないと思います』。

私はまだ、とても当惑していました。何が起きたのか分からなかったし、私の人生の今の状況をどうすればいいのかについても、何の考えも浮かばなかったからです。
にもかかわらず、私は、今の状況に対処できるのだということだけは確信していたのです。



それから数週間にわたって、この至福感と精神的明晰さは、非常に強い形で続きました。
意識的に考えたり計画したりしなくても、何をすべきなのかが徐々に分かってきたのです。

私は自分の新たな計画を「これでいいのだ」と確信する気持ちで実行に移しました。
これまでにこれほど強くこんな気持ちになったことは思い出せません。

それには難しい面もありましたが、愛と尊敬を基にして行動できる、そして、行動の結果として何が起きようとも、それにこだわることなく行動できると思えたのです。

この体験から、非常に深いところでの急速な変革は確実に起こり得て、しかもそれは私にもできるのだということが、はっきりと分かりました。このときまで私はNLP(神経言語プログラミング)を実行し、教えていました。

NLPは、他の人たちについては確実な成果が得られたので好きでしたが、ほとんどのケースで私自身には効果が無いように思え、その点が不満でした。
他の人たちは変化を見せ、いい方向に変わっていると言ってくれましたが、そんな中で私はまれにみる例外であり、私がこのプロセスを体験しても変化は起きないと思っていたのです。

エリクソン博士から得た体験は、解決すべき「謎」として私にまとわりついていました。

それからの数年間、私は『いったい博士は、どのようにして私の深いところであのような劇的な変化を起こしたのだろうか?』という問いを何度も何度も繰り返しました。

私が体験した成果は十分なものであり、その後数週間続きましたが、完全に「定着」したわけではありませんでした。
私は、あれほど強く感じた至福の体験に戻りたい、その方法を知りたいと思い、まただれでもあのような体験ができる方法が見つかれば、多くの人の利益になるとも考えました。

エリクソン博士が私に何をしたのかという疑問に対する答えは、決して見つからないと思います。

セッションの録音テープは非常に雑音が多くて聞き取れず、また何が起きていたのかも覚えていません。体験前と体験後をサブモダリティでモデリングしようと試みましたが、何が起きていたのか、その深い部分を完全に把握することはできないと感じました。

ただ、この体験から、NLPでは得たことのない深い変化の方法を、どこまでも執拗に追い求めるようになりました。

 

 

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